特殊管と移調楽器

特殊管とは、B♭管A管クラリネット以外の、クラリネット属の楽器のことです。

家にある特殊管はバスクラリネットとエスクラリネットです。
前回あんなにヤマハを推した私ですが、この2つはクランポンを吹いてます。はは。

ちなみにクラリネットは移調楽器といい、クラリネットの楽譜に書いてある音と実際に鳴ってる音が違います。

B♭管だと、ドを吹くとシ♭の音が鳴るといった具合です。
絶対音感のある生徒さんはこれに慣れるのがとても大変です。

逆にその問題がないクラリネット奏者は、他の楽器とアンサンブルなどをする時には、自分の吹いてる音が実音では何なのかを伝える必要があります。

またin C読み(実音で書かれた楽譜をクラリネットで吹くときに長2度上に読み替えて吹きます。ド→レみたいな。)も出来ると便利です。オーケストラでは割と頻繁に出てきます。

バスクラリネットはB♭管で、エスクラリネットはドを吹くとミ♭が鳴る、Es管です。

私はどちらかというとバスクラリネットが好きです!
吹奏楽では低音の伴奏を担当することが多いですが、メロディー楽器としても素敵な楽器。
たまにふいに出てくるソロが痺れます。
あとは移動の際の重量だけなんとかなれば…!バスクラ仕事は常に肩凝りとの闘いです。

エスクラリネットもバスクラリネットも、バレルやネック、ベルを別の素材にしたり、カスタマイズしてる方も最近多いですね。
私もバスクラのエンドピンは真鍮のもの、エスクラはB♭管のリードがつけられるバレルを使ってます。(便利アイテム…!)

吹奏楽部だと、急に特殊管に抜擢されて戸惑う事がたまにあるようですが、特殊管には特殊管の魅力と楽しさとやりがいがあります。特殊管を吹けるとB♭クラにも良い影響があったりもするので、どんどん挑戦してみてください!
バスクラのレッスンもどうぞ♪
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