鳴りきってない様に感じたり、良いリードじゃないのかな?と思ってマウスピースを見せてもらうと、リードの付け方が良くなかっただけだった、ということがまぁまぁあります。
リードのセッティング、とても大事です。
個人差があるかもしれませんが、私はマウスピースとほぼ同じ高さにリードをつけます。
リガチャーは、リードの色が変わる下半分からは上にはみ出さないようにしてください。
リガチャー が上すぎるとリードの振動を止めてしまいます。下すぎてもリードを上手く固定出来ないので注意。
左右にズレないようにリードの位置を固定しながらリガチャーを装着します。
この時にリードから手を離してリガチャーを装着すると、リードがズレてしまうので気をつけてください。
リードが薄すぎたら、若干位置を上げると良くなり、厚すぎるなら若干下げ目にすると鳴りやすくなります。でも髪の毛1〜5本くらい?の範囲で!
小学生の生徒さんとかだと、慣れるまで苦労するので何回も一緒に確認してあげた方がいいですね。
何度も繰り返し練習して、サッとセッティング出来るようになりましょう。
あとマウスピースパッチは絶対につけましょう。
クラリネットは前歯を直接マウスピースに置くので傷が付きます。
またパッチで前歯をある程度固定出来るとアンブシュアの安定にも繋がります。
マウスピースパッチにはたくさんの種類があって、人によって好みもバラバラなので、絶対これ!というのも違うかなと思いますが…
私は厚めのパッチが好きで使ってます。ここ数年は0.8mmのベイのものが割と気に入ってます。
前歯側に結構マウスピースを押し当てるように吹くので、前歯への負担がかかるのですが、厚めのクッションがそれを和らげてくれます。マウスピースに傷もつかない。
もともと噛み癖があったので、厚めのパッチが強制的に口を開けさせてくれるので音も柔らかくしやすいです。
私が学生の頃、薄いパッチじゃないとダメだ旋風が起こってたんですが、別に薄いパッチが偉いとか、上手いとかそんな違いはありません。
好みです。
ただ個人的に、アンブシュアが安定しない方、噛み癖があって音がキツくなる方、そもそも吹く時に力が入ってしまう方は厚めのパッチにすることをオススメします。
結構音色が変わると思います。
パッチを貼る時の注意点は、先端から数ミリ下げて貼る!です。
どうしても吹いているうちにちょっとずつシールがズレて上に上がって来てしまうので、マウスピースから上にはみ出してしまっているのを良く見かけます。
これは雑音の原因にもなるのですぐに貼り直してください。
前歯が当たるところに貼ってあればいいので、歯の位置を確認して貼りましょう。
穴が空いたり、汚れたりしてきても貼り替えましょう。
パッチは消耗品です!
リードのセッティングやパッチによって、音色や吹きやすさに結構な影響を及ぼします。
皆さんも再チェックしてみてください!